「顎が小さい」とは欧米人のように下あごが前にでておらず、むしろ後ろに引っ込んでいる方のことです。縄文人(顎がしっかりしている)と弥生人(わりと細面)といえば分かりやすいでしょうか。実は、日本のSAS患者さんの約30%がこの顎が小さいことが原因によると言われています。顎が小さい方はもともとの気道の面積が狭いために、若いころは痩せているために無呼吸でなくとも、顎がしっかりした方と比較して、ちょっとした体重増加でも無呼吸になる可能性があります。最近では、食生活の変化で顎のラインがスマートな若い方が増え、小顔ブームとなってきましたが、このような方は、特に体重増加には気を付けないとSASになる可能性があります。気を緩めず、自己管理をしっかりと行いましょう。
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